2010年03月25日

核密約 赤松正雄議員「メモの中身に違いは?」(産経新聞)

 衆院外務委員会の19日の参考人質疑(日米密約など)で、公明党の赤松正雄議員が質問に立った。

 −−まず斉藤参考人にお聞きしたい。海部総理大臣のときまでは通常引き継ぎがなされていた。海部氏の後、宮沢総理大臣になって短い期間ですが、宮沢氏から細川、羽田、村山と5人の政権におつきあいされ、明らかに差が出ている。報告があったかなかったかについて「知らない」と発言されたが、今の時点でどのように評価されているか

 斉藤邦夫元外務事務次官「私の数代前の事務次官と、私の時の取り扱いは明らかに違っておりました。証明できるところであろうと思います。どうしてそうなったかについては、91年以降、米国は艦船に核兵器を搭載しないという政策に変わりましたので、この問題が現実の問題として起こってくる可能性はなくなりました。各総理にお話をする必要がなくなったという判断がいずれかの時点でなされたのではないかと思います」

 −−斉藤参考人が1つのキーワードとして91年とおっしゃいました。戦術核をめぐる、それまでの転換があった。実はこの部分は現政権である岡田外務大臣自身が大きな機転としての91年以降について、その時点で、それ以前と、それ以降の政権の判断というのが従来通りであることについて、自身大変重要な立場に就かれ大きな感心であったことは間違いないと思う

 斉藤氏「外務大臣の発言は存じませんでしたけれど、もし、ご質問が91年以降なぜ前の事態と同じことが続いたかというご質問であったとすれば、私は少なくとも1つの理由は、核兵器の艦船搭載はなくなりましたけれど、日本をめぐる情勢は冷戦構造そのもの状況が続いておりました。日本の隣には独裁国家であり、ミサイル実験もし、核実験もしている国が存在しておりますので、日本の安全を守るため何が必要かは基本的に大きな違いはない。お互いの領海は、核兵器の艦船搭載はなくなったけれども、そういう判断がなされたと思います」

 −−赤いファイルがどこに行ったか、詳しく質問がありました。非常に印象に残ると言われたメモが、中身は二・五原則を主張しておられたと聞いておりますけれども、強いインパクトを感じられた中身と、2つのメモの中身に違いはあったのか

 東郷和彦元外務省条約局「小和田メモも丹波メモも、公表された栗山メモも、ラロック発言、ライシャワー発言というインパクトを持って受け止められた。そのことは鮮明に記憶しております。基本的にはファイルを整理しながら、ざっと読み込んでいっただけの作業ですので、正確な内意は記憶しておりません。いずれについても外務省の事務当局がうそをつきたくないということの方向性については非核二・五原則の、私記憶でございますが、ニュアンスに差がありました」

 −−1960年当時、高橋氏とマウワー氏の会議のメモがありましたが、その時点から先程来、強調しておられる艦船が日本にしばしば寄港していることについての認識は厳然として持たれているということですね

 東郷氏「申しましたのは、北米局長が作ったメモで、条約局長として、本当にイントロダクションという形にするのであれば、日本側はそういうふうに判断していたと、両方の認識が生まれたんではないかと思います。昨年来、勉強しましてどうも違うのではないかと。有識者委員会の先生方が述べられているように、陸のものだけではなくて、NCND上の対応しかしないんではないかと。すべての事前協議は対象であるという立場を持つという含みがあると今は考えるようになりました」

 −−東郷参考人が自身で資料を読み込んで、フロアに資料を並べて、外務省の仲間の手を借りながら順次資料を整理した。この作業は東郷氏がこういうことをやった、こう思っているということを谷内氏とか、藤崎氏だけでなく、同僚仲間の皆さんに資料をめぐる議論、こういう印象を受けたという話をなさった記憶はあるか

 東郷氏「資料を整理し、引き継いだ後はどなたとも話をしていないと思います。若干こういう思いをもって資料を作ったよということは後任の条約局長にはしたと思います。資料を作る過程で、この問題について若干の話は同僚とした記憶はあります」

 −−旧大蔵省、財務省の今回の調査は真摯な取り組みが伺えるとおっしゃいた。密約の調査は外務省だけの問題に終わらせてはいけない。政府全体として調査に当たる姿勢がないと。民主党という新しい政権に変わって、大きな得点を稼ぐ、そういうことを日本国全体として受け止めるべきだと申し上げた。私の事実認識が間違っているか。外務省の報告書の中、4番目に出てくるが、財務省、旧大蔵の調査をした調査結果をふまえたものにはなっていないと思う

 西山太吉元毎日新聞記者「いわゆる密約というのは、テーマが米軍基地を最大限自由にしようということです。もう一方の足場は、核問題、それ以上に基地の問題以上に、米国の関心は財政問題だったと思う。財政問題について徹底的に要求をしてきた。外務省は全くタッチしていないんですよ。共同声明で大体95%終わったんです。積み増しっていいましたけれど、70年の後半になり、最後の条約調停作業の中に入ってきた。それ以前は何も知らないような状態、専権事項です。外務省は財務省、大蔵省がこの問題をやるんだから、共同声明はまとまったにもかかわらず、大蔵大臣の要請で一行も乗せないでくれと削除した。そういう経過から見ても分かりますように、核の問題は、主流は外務省でしょうけれど、400万ドルという形だけで外務省が設定したもんですから、財政問題全般の密約を解明するというタイトルで、外務大臣と財務大臣の共同作業でそれぞれ合同チームを作ってやるという形式によって、密約の全体増が解明されたはずなんですけど、断片で切り離しちゃって、項目ごとでやり出したものですから、私は菅氏の問題と外務大臣の問題を最初から一緒に作業をし、全体に迫っていくような形でやれば、もうちょっと違った結論が、国民にもわかりやすい形で出るんですけど。財政問題の密約に関する限りは30%もいっていないという状況でございます」

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2010年03月24日

「ラテアート」滋賀の村山さんが日本一に(読売新聞)

 カプチーノなどの上にミルクで模様を描く「ラテアート」の全国大会「ジャパン ラテアート チャンピオンシップ2010」(2月26日)で、クラブハリエ日牟禮カフェ(滋賀県近江八幡市宮内町)の村山春奈さん(25)(東近江市大萩町)が初優勝し、世界大会の出場を決めた。

 村山さんは「多くの人に感動を与えられる作品をつくりたい」と張りきっている。

 2004年にホールスタッフとして入店した村山さんは、06年にコーヒーを入れる職人「バリスタ」になった際、ラテアートのことを知り、営業終了後に練習を重ね、技術を磨いた。評判は口コミで広まり、今では客から指名を受けるまでに成長した。

 白い“絵の具”となるミルクは泡立てて使う。空気を入れるノズル、ピッチャーの角度を微妙に調整しながら、きめ細かいミルクに仕上げた後、エスプレッソの中に入れ、一気に絵を描き上げる。集中力と繊細さが求められるため、投げ出したくなったこともあったが、「お客様の喜ぶ顔が、つらい練習の支えになった」と振り返る。

 全国大会では、8分間で6杯のラテアートを作り、見た目の美しさや味を競う。東京であった今年の大会には、約70人が参加。緊張で手が震えたが、「いつも通り」を心がけてリーフ(葉)とハートが連なる絵柄を仕上げ、栄冠をつかんだ。初出場した昨年は2位に終わり、悔しい思いをしただけに、優勝した瞬間、「思わず泣いてしまった」という。

 世界大会「ワールド ラテアート チャンピオンシップ」は6月、英国・ロンドンであり、約40か国の代表が技を競う。村山さんは「満足できる作品を仕上げられるよう、練習に励みたい」と話している。

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2010年03月19日

米銀への無利子預金が1億ドル 日米「密約」のひとつか(産経新聞)

 沖縄返還に伴い、日米間に「密約」があったとされる問題で、財務省と日銀は12日、米ニューヨーク連邦準備銀行への無利子預金の額が昭和47年末から平成11年末まで27年間にわたり、政府が5300万ドル、日銀が5000万ドルの計約1億ドルを維持していたと発表した。菅直人副総理・財務相は同日夕の記者会見で、沖縄返還協定(昭和46年)で定めた日本の財政負担3億2千万ドルにとどまらない「秘められた約束」が日米間に存在したとして、「広義の密約」のひとつにあたるとの見方を明らかにした。

 米公文書などによると、日本政府は昭和47年、沖縄で流通していたドルを円と交換。そのドルの一部をニューヨーク連銀に無利子で預け入れたほか、市中銀行を通じ、このドルを得た日銀も同様に無利子預金を行った。その際、日米間では無利子預金残高の最低限度額などを定めたというが、こうした措置を取った理由については不明という。円と交換されたドルの総額は1億347万ドルで、政府・日銀の無利子預金の額とほぼ同じだった。

 ただ、無利子預金の運用益が米国への利益供与にあたるとの見方について、菅財務相は「そうした指摘は当たらない」などと否定した。

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